「えっ、ホント!!?」


よだれを手で拭きながら、窓の外を眺める健ちゃん。




「キレイだね〜」

「うんっ」



二人で窓の外を眺める。






なでなで




すると隣にいる龍美が、私と健ちゃんの頭を撫でニコッと笑った…

私も龍美に笑顔を返し、3人でちらちらと降る雪を眺めた。






ブォン……


正樹さんが車を停車する。




「ほら、健太郎〜!着いたよー」

「え〜〜もう?」



健ちゃんは嫌そうな顔をして口を尖らせながら、荷物を持って外へ出た。

健ちゃんに続いて私も外へ出る。