あっという間に、したくは終わってしまった‥



玄関でブーツを履く。

すると…



ガチャ‥




お姉ちゃんが家に入って来る。





「‥ちょっと龍美くんと話してたんだけど……検査結果のことは‥アンタの口から、ちゃんと龍美くんに話しなさいね」

「…うん、わかってる。行ってきます‥」


ブーツのチャックを上にあげ、私は龍美の元へ向かった。







階段を降りて‥

龍美の車まで小走りで近付く‥


車の助手席をガチャと開けると…龍美はニコッと笑って、私にホットミルクティーを差し出した。