龍美は私の髪をかきあげ、タバコの火を消してるみたいだ。



ジュッ…




私の頬にそっと手を添える龍美。


目を閉じていてもわかる…

龍美がもうすぐそこにある。



どんどん

私に迫ってる・・・














ガチャ‥






「たっだいま〜!龍美くんもう来てる??さっき亮ちゃんに電話したら‥今日、亮ちゃんも夕飯食べに来………!」


げっ、お姉ちゃん!!




龍美とキスする寸前。

タイミングよくお姉ちゃんが買い物から帰って来てしまい、私たちを呆れたように見つめている。