いきなり龍美の手が私から離れ、私の頬を大きな手が包み込む。




「………」

「………」



そして、私の首をクルッと自分の方へ向かせると‥龍美は私の唇をそっと指でなぞった。





ドキドキする……

こんなんじゃ、生理痛なんて忘れちゃうよ‥


さっき痛かったお腹は、もう全然痛くないよ‥‥





龍美は一瞬で目つきを変えて、私の唇をじっと見つめている…



この目つきわかる‥キスするときの目だ。




私は恥ずかしがりながらそっと目を閉じて、龍美の胸にもたれ掛かった…