「よかった…心配したんだぞ」



ギュウ〜〜


そう言って私を抱きしめる龍美。





「ど、どうしたの!?」


なんで龍美がいるの??

全然理解できないんですけど…





「お前に連絡しても全然繋がらないから、有紀さんに電話したらさ『お腹痛いから、今日学校休んでる』って聞いて…心配で仕事切り上げて来た」


そう言って私から体を離し、家に上がり込む龍美。

龍美はホッとしたようにカバンを置き、ネクタイを緩めた。






「ご、ごめん(汗)さっきまで寝てたから、携帯の着信気付かなかったんだと思う…」