「あっ、カワイイ♪」


夏莉が私が出したヒールを手に取ってそう言った。

そのヒールはシルバーで、キラキラとたくさんのスパンコールがついていて、
お姉ちゃんが買ってくれたドレスにすごく合ったデザインだ。




「それお姉ちゃんのなんだ。結構踵のヒールが高いから、一日中履いてたら疲れそう(汗)」

「なに甘えたこと言ってんの(怒)今日くらい我慢しなさいっ」



ビクッ

今日の夏莉コワイ。





「早くドレス着てきなよ♪更衣室空いたみたいだし」

「あ、うん」


私はドレスとヒールを持ちカーテンで仕切られた更衣室に入り、着替え始めた。