ホッ。

龍美、納得してくれた〜

正樹さんのおかげだよ!



正樹さんをちらっと見ると‥

龍美にわからないように、正樹さんは私と夏莉に一瞬コクリと頷いていた。





私と夏莉はホッと胸を撫で下ろし、お冷やをグビグビと飲む。

緊張とハラハラしたせいか、汗をびっしょりかいていた私。

さっきは冷たくて飲めなかったお冷やが、おいしいとさえ感じる程だった…




ちら‥

龍美はタバコを吸っていて、別に私たちを疑っている様子はない。


だけど、私は気付いていなかった。

この時‥


龍美が私たちの変な空気を、感じとっていたなんて……(汗)