「それに‥夏莉たちの高校の文化祭って、つまんないって有名だし。毎年、全然盛り上がってないみたいだよ」



なにそれ‥?

聞いたことないけどな〜





「……そうなの?」




私の顔を覗き込む龍美。


でもここは‥

正樹さんに乗っかっといた方が、身の為だ。





「じ‥実はそうなんだよね」


ホットティーを飲みながら、演技をする私‥





「…でも、さっきの吉川さんって子の口ぶりからすると。夏莉たちのクラス、今年の文化祭は張り切ってんだろ?だからお前らも、サボったりすんの気まずいから今年は参加するんじゃないの?」