息継ぎをせずに早口で言った。



「……そうだね♪じゃあ、あたし戻るわ!二人とも来週、また学校でね〜」


私たちに手を振り、吉川さんは彼氏の元へ戻って行った。





ホッ‥


「なに?今年の文化祭は、お前ら参加すんの?」



ギクッ


龍美が私と夏莉を見ている。






「う、うん。今年は‥‥参加しようかなぁ?って……」


無理矢理に笑顔を作る私。





「へえ。去年は『めんどくさーい』とか言ってサボってたくせに、どうゆう風の吹き回し?」