「嫌だよっ」


首を横に降る。





「なんだよ。けちけちすんなよ。あ、お前メシは何頼んだっけ?」

「……たらこスパゲティーだけど‥?」

「…へぇ。じゃあ、スパゲティーは熱いから、どっちにしろメシが来たらお前の『フーフー』また見れるな」



――!

龍美はティーカップを置き、ワクワクした様子で料理が運ばれてくるカウンターの方を見ている。




絶対!

『フーフー』なんかするもんか!





「お待たせいたしました〜」



げっ!

店員が私たちのテーブルに、料理を運んで来る。