ハァ!?



「ああ、わかるわかる♪なんか唇がエロいよねっ」


夏莉が頷いている。




えっ……


「だよな?俺、結構前から思ってた」

「実は俺も〜」


龍美と正樹さんが私の事を、ニヤニヤしながら見てくる。





「ま、正樹さんまで何言ってんの…!やめてよ〜」


ティーカップを置き、恥ずかしくなって唇を手で隠す私‥




「ほら。恥ずかしがってないで、もう一回フーフーしてくれよ」



なっ……!


私にティーカップを「ほれほれ」と差し出す龍美。