「それ着てろ」


Tシャツ姿になった龍美は、私の頭を撫でながら言う。



ドキッ



「龍美は寒くないの?」

「俺は暑がりだから平気。気にしないで着てな」


龍美はタバコを灰皿にトンと落とし、お冷やを一口飲んだ。





「ありがと」


若干照れながら、ぶかぶかのパーカーに袖を通す私。

すると龍美は、横から私の腰に手を回し‥私の体を摩ってくれた…


そんな私たちを‥夏莉と正樹さんがニヤニヤしながら見ている。




〜〜〜


自分たちだって、肩を抱き合っちゃってるくせに…