「で?さっきの続きは‥??」


亮ちゃんをジロッと見る私。





「‥えーと………有紀に猛烈アタックしてもダメだった俺は、有紀を“そっと見守るアタック”に変えたわけ♪」

「アハハ。懐かし〜」


お姉ちゃんと亮ちゃんは、顔を見合わせて笑った。





そっと見守るアタック‥?

なんじゃそりゃ。



「有紀の後を追い掛けて、有紀に危険が降り懸からないように、ボディーガードみたいなことしてたんだよ」

「げ。お前それ、軽くストーカーじゃねぇか……」


龍美が私にお茶碗を差し出しながら、亮ちゃんを軽蔑した目で見つめる。