「もう少しでエビフライ揚げ終わるから、志乃も座ってな」

「ハーイ」


私はリビングのテーブルに座り、タバコを吸っている龍美の隣に腰をおろした。

龍美は優しい顔をしながら、私の頭を撫でてくれる‥







「その服初めて見た。最近買ったの?」


ドキッ

龍美が私の服を見て言った。





「うん…この前、夏莉とバーゲンで買ったの……」

「そっか」


龍美は私の腰に手を回し、片方の手でタバコの灰を灰皿に落とす。


私はテーブルに並べられたお皿やハシを眺めながら、ドキドキしていた。