お姉ちゃんは畳んで重ねたバスタオルを抱え、立ち上がる。


バレることはないよ。

夏莉と正樹さんだって、協力してくれるんだし…






「あ、忘れてた。今日、亮ちゃんと龍美くん、家に夕飯食べに来るよ」

「え!?そうなの?」



聞いてナイ。




「うん。昨日常連のお客さんから、海老たくさんもらったの。うちら二人じゃ食べ切れないから、亮ちゃんと龍美くんにも食べてもらおうと思って♪二人とも仕事終わったら、直接家に来るって〜」


お姉ちゃんがニッと笑った。