「……裏切り者」

「アハハ♪いいじゃん、キャバ嬢なんて志乃にピッタリだよ〜〜♪」


ピッタリなに(?)

一体周りはどんなイメージを私に抱いてるわけ??



私はカバンを肩にかけ立ち上がり、夏莉と教室を後にした。






「志乃のキャバ嬢姿見れるの、楽しみ〜」


夏莉がニコニコしている。





「ああ〜憂鬱だな」

「キャバ嬢役やる女子はさ。『当日までにドレス用意するように』って、さっき学級委員が言ってたけど…志乃はドレスとか持ってんの?」