「吉川さん♪」

「ねぇねぇ。こないだ『今度メアド交換しよー』って話してて、まだ私たち交換してないよね」


吉川さんは携帯を出す。





「あ、そうだ！忘れてたよ」

「赤外線で、あたしから送るね♪」

「うんっ」



私もカバンから携帯を出し、赤外線の画面を出す。

吉川さんの携帯に自分の携帯を近づけ、

《赤外線 受信完了》と表示されていた画面を確認して、吉川さんのメアドを登録した。





「あとでメール送るね〜」

「うん、わかった！待ってるね〜♪」


吉川さんは私に笑顔を向け、友達の元へ走って行った。