髪を拭いてくれた龍美は、バスタオルを洗濯カゴにポイッと入れ、服に着替え出した。




「龍美も化粧水とか塗ったら?最近は、男の人用とかも出てるらしいし…」

「嫌だよ(汗)男のくせに、そんな気持ち悪りぃことできっかよ」


龍美は短パンだけ履き、上半身裸姿で髪をタオルで拭いている。





「…そうかな?でも前に亮ちゃんが、家に泊まりに来たとき、お風呂上がりに化粧水みたいなやつ顔に塗ってたよ」

「‥うわ、キモ。あいつとは、今から兄弟の縁切ろ」


龍美はタオルを肩にかける。