龍美は私の服に入れようとした手を、ピタリと止めた。




「う、うん。ビールも冷えてるよ?」









すると龍美はニッと笑い、私から体を離す。






「そっか。今日はハンバーグか♪じゃあ俺、夜までいい子でいなきゃだな」


そう言って龍美は、鼻歌を歌いスーツを脱ぎながら、寝室に入って行った。


ドッキドキが止まらない私は、しばらくソファーから動けなかったけど、

なんとか起き上がり、冷蔵庫からビールを出したりみそ汁を温めるたりして、夕飯のしたくをした。