「今私の言うことを聞かないと、
 きっと後悔します。」

「ウチが後悔する
 わけないじゃん。」

「なぜです?」

「いつも全力で生きてるし。」

「無能。」

「あ?」

「あなたのような無能の人間に
 人の“生”を語る資格は
 ありません。」

「は?」

「周りに不快感を与える人間は
 消えなさい、と言っているんです。」

「何いってんの?」











二人の言葉が屋上に浮かぶ。





「悪魔の命令。」