「ほんっとに心配したんだからぁ」

昼休みにあたしの高校での1番の親友が泣く真似をしながら言う

「心配してくれてありがとう!」

あたしは笑いながらハグをする

「仲良いなー」

感心したようにあいつが言う

「あたし、優里愛してるもーん」

あたしがぎゅっと親友を抱きしめる

いつものことだ

「あははっ
あたしは俊が1番なんだけどな」

彼氏のいる優里は嫌みっぽく言う

「酷いぃ」

「はやく彼氏つくりなさいよね!
かずくん、羨ましい?」

ん?
どうしてあいつの名前が出てくるんだ?

君は困ったように笑う

「だって、かずくん、ずっと大丈夫かなぁ?とか‥心配してたんだもん」

ずっと‥?
そんなに心配してくれたんだ

余計に嬉しくなる