「すみません、 お待たせしました。」 会長はいかにも満足げな笑みを浮かべ「いいじゃろう」と呟いた。 そして会長は私の部署を出て、廊下を歩きだす。 「東田くん。 君はうちの夜鶴と婚約してくれるそうだな?」 廊下で控えめな声で話す会長。