「桃……………………??」





その人物は、黒い着崩した学ランに、桃のようなピンク色の頭を持っている男の子だった。
あまりのピンク色に雪は目を見開いてその男の子に見入った。





「んんぅ~~~っ。なんだぁ??」


「………!!??」





顔を起こし目を擦る彼にびっくりした雪は、目を見開いて固まった。