私達は チャイムと 同時に 校門についた。 『麗、鳴ったね。又遅刻ぢゃん。』 楓は キャラメル色の 長い髪を なびかせながら 私に言う。 『大丈夫っしょ。』 遅刻上等の 私達には チャイムなんて 関係無い。