私vs国連のレビュー一覧
5.0
難しいテーマでしたが抜群の文章力ですんなりと物語に入っていけました。とても切なかったです。 悲しみの悪の連鎖はこの世界のどこかで今も続いているわけで 全ての人に平和、平穏な日々が訪れたらいいなと……この物語を読んで強く胸に刻みこまれました。
難しいテーマでしたが抜群の文章力ですんなりと物語に入っていけました。とても切なかったです。
悲しみの悪の連鎖はこの世界のどこかで今も続いているわけで
全ての人に平和、平穏な日々が訪れたらいいなと……この物語を読んで強く胸に刻みこまれました。
この頁数をこれだけ濃厚にする技術が凄いです。
後書きで作者さんが「読んでどんよりするかもしれない」と述べていますが、個人的にはそれは全くありませんでした。
壮絶なシーンの間の美しくも儚い風景描写や空虚だけど穏やかな語り口調が、良いバランスになっているのかもしれません。
(その静かさがまた悲しくもあり…)
平和、幸せの価値観、命の重さ、母性…
色々と考えさせられる作品です。
少しでも多くの方に読んで貰いたいです。
読めば、心が痛む話です。 僕も、ページをめくる手を何度止めようと思ったかわかりません。 けれども是非。 現実に、この国に……この世界に生きるリアルな『あなた』に読んでいただきたい。 平和であることの理想と、現実。 そして。 本当の平和の意味を真剣に考えるきっかけになるかも知れません。 短い物語です。 しかし、時間のある時に是非、読んでいただきたい物語です。
読めば、心が痛む話です。
僕も、ページをめくる手を何度止めようと思ったかわかりません。
けれども是非。
現実に、この国に……この世界に生きるリアルな『あなた』に読んでいただきたい。
平和であることの理想と、現実。
そして。
本当の平和の意味を真剣に考えるきっかけになるかも知れません。
短い物語です。
しかし、時間のある時に是非、読んでいただきたい物語です。
あなたは、娘の命と世界平和……。
どちらを選択しますか?
どちらも、かけがえのないもの…。
大切過ぎて選べない。
この夫婦の選んだ答えは、あまりにも辛く、残酷なもの…。
とにかく、読んでみて下さい。
心に何かが残る作品です。