私の顔が赤くなるのが
いやでもわかる。



好きじゃなくても耳元で言われれば
誰だってあかくなるよー!!



そんなことを考えてるのを
知らない圭ちゃんは



「どうしたの?顔赤いよ??」


と心配そうにきいてくる。



「ん?? だいじょーぶ!!」

そう言って笑って見せる。



「そう、ならいいんだけど。これ書かないといけないのかなー?」

圭ちゃんはさわやかな先生から
もらった紙を指でつまみ


私にみせる。



「んー。でもみんな書いてるんでしょ?」


「そうだけどなんか嫌な予感がするんだよねー。」


書くか書かないか迷っていると

入学式が始まる鐘がなった。




「やばッ!!一応書いとっこか」