教室に荷物を置きにいってから


入学式がある体育館にいくと
1人の先生に声をかけられた。




「あ!!ちょっとそこの女子生徒さーん」

声をかけてきた先生は
珍しく若く20代前半だろうか

髪は若干長こげ茶色の髪だった



「なんですか?」

圭ちゃんが礼儀正しく答えた。


「あー。新入生徒だよね?」

「はい。」

「よかった。じゃあこれに名前書いてくれる??」




そういって先生は2枚の紙を
圭ちゃんにさしだした。



「なんの紙ですか?」
圭ちゃんは疑うように先生にきいた



「新入生みんなに書いてもらってるんだ。」

私は圭ちゃんとさわやかな先生の
やり取りを見ていると


さわやかな先生が私に気付いたのか

ふッ…と笑い。
「君も書いてね?」と私の耳元でつぶやいた。