「そうだね、似てる人はこの世に3人いるから」かあでも本当気味が悪いくらい似ているんだよね。「そっくりだった」怖いくらいにそっくりだった・・・「それで、その裕子さんていう人は友達なんですか?」「映子と真美は顔を見合わせて少し暗い表情になった」「うん、友達は友達なんだけど・・・・・」(そこまで行って口を濁した)
(その先は説明したくなかった、なんだか死んだ人に似てるなんて彼女にも悪いし。)映子と真美は同じ気持ちで顔を見合わせた・・・・・・・・・「実は彼女昨年事故でしんでるの」「えっ」「なくなられたんですか」「うん突発的な事故でね」(詳しくは説明したくなかった)それから真美と映子はその倫子という女性と一緒に飲んだ、でも気持ちが悪いくらい似ている裕子に。横顔とかそっくりだし・・お酒が弱いとことかほろ酔い気分だった裕子の面影そっくりだった。「こうしていると裕子とのんでいるみたい」「どちらからいらっしゃったの?」
「もともと吉祥寺のバーのほうにのみに行ってたんです、それでここにマスターが移ったって聞いてそれで私もここに来てみたんです」「そうですか」「じゃマスターとも付き合いが長いんだ」「うんかれこれ私が高校生のころからだから、あ、吉祥寺のほうでは喫茶店昼やってたからのんではいないですけどさすがに高校生からは」「そうですか」「だからかれこれもう6年くらいの付き合いになるかな」そう倫子は微笑んだ、そうだねやっぱり名前も違う、住んでる場所も違う。不思議なことってあるもんだなって思った。怖かった・・・・・・・まるで幽霊とのんでいるみたいで怖かった。
「幽霊かと思った」「気持ち悪いこと言わないでください」「ごめんなさい」「そうだね」「気分悪くした?」「あまりにも本当に似てたから」「そんなに私に似てるんですか」「うん髪型からしぐさお酒が弱いところまでそっくり」「そうなんですか」、もっと話を聞けば共通点が見出せるかもしれない。「高校は女子高だった?」「はい女子高でした」「そっか女子高だったんだ」「これも裕子と一緒だよね」「そうですね裕子さんていうんですかその女性は」「うん裕子っていう名前だよ」「やわらかく笑うこで、良くここにも一緒に来たの」しばらく思い出話をしていた。