「じゃあ初仕事お祝いしようよ」「うんお祝いして」「楽しみ」しばらくして映子の赤いクーペがマンションの前に止まった。ガチャバタン車に乗り込むと、カーステレオからスムースオペレーターが流れた。「映子聞く曲の趣味変わった?」「ううん変わらないよ」「そっか、なんだかしばらく映子の車乗らないうちにきれいになってる。」「うん久しぶりに掃除したもの」「そっかあ・・・・・・・」
それから少々荒い運転の映子の車に乗ってバーに着いた。たまに子のこの運転大丈夫かなって思うときはあるんだよね正直にいうと。それから映子と連れ立ってバーに入ったいつもの指定席に座った。「今日ねこの子初仕事だったんだよ」「そうかそうか」「マスターはうれしそうだった」「乾杯しよ」「そうだね乾杯」レッドアイの前にみんなでビールを飲み干した。ゴクッ喉を冷えたビールが潤す、爽快だった・・・
それからレッドアイをいつものように注文してそれからだらだらとジャズの話や、世間話をしていた、気がつくともう2時近くを周っていた。不思議なことがあった、来たお客さんの中に裕子そっくりな女性がいたんだ。本とに裕子かと見間違うくらいそっくりだった・・・・・・・・・驚いて真美は退いたくらいだった。声をかけてみた「裕子ちゃん?」「えっ?」「裕子ちゃん」「あの人違いじゃ」「ごめんなさい人違いでした」「貴方に似た人をそっくりな人を知っていてそれで間違えて声をかけてしまったの」
「そうですか私にそんなにそっくりな人いたんですか」「うん目鼻立ち、しぐさ声の感じそっくりの人がいたの」「ごめんなさいね」「気を悪くしないで」「いいえ、似てる人ってこの世に3人はいるっていうから」