ぐっすり眠って明日に備えた真美だった。翌朝心地よいコーヒーのにおいで目が覚めた、なんだか隣の部屋からにおってくるみたいだった。
コーヒーの香りで目が覚めるなんて素敵だ、独り言みたいにつぶやいた。
学校の支度をして登校した、映子が学校では待ち構えていた。「昨日はぐっすり眠れた?」「うんぐっすり眠れたよ、なんだか今日コーヒーのにおいで目が覚めたんだよね。
心地いい疲れと朝だったよ・・・・・昨日の疲れも取れてお風呂長い間入ったのが良かったみたいなんだよね。」「今日は数学あるね、いやなんだよねアノ先生・・・・」
しかたないよね、まあ授業でるか。結局授業を出ていやいや講義を受けた・・・・・
それから学校が引けてから今日はモデル初日の日だった。(緊張する)モデルクラブの細い廊下を歩きながらそうつぶやいた。ドアをあけると雅さんが待ち構えていた、「こんにちは、昨日は良く眠れた?」「はい眠れました」「今日から初仕事よ、大丈夫?」「大丈夫です」「がんばります」それからすぐ現場に向かった。現場では多数のスタッフが待ち構えていた・・・「はい真美ちゃんこれに着替えて」(手渡されたものは紺色と白いストライプのワンピースだった)「はい」早速着替えてからカメラの前に立った、レンズがこちらをにらんでいた。「車の前にたって、ポーズ作ってみて」(ポーズって言われてもわかんないよ)「はいこちらに向かって笑顔見せて」カシャカシャなんどもフラッシュがたかれて写真が取れた。緊張しすぎて顔がこわばるだけどめげない。
「もう一枚取るよ、はい笑って」「こちらに胸向けて協調して」指示どうりにやってみた、もう緊張の連続だった。小2時間かけて撮影は終わった、外にでるとあたりは暗かった。終わったあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「真美ちゃんお疲れ様、今日の撮影上出来だったわよ」「これからもがんばってこの調子で」「また次の撮影の日にち決まったら電話するからね」そういわれて真美は緊張のあまり笑顔を忘れていた。マンションに疲れた足取りで帰った、早速映子に電話した「撮影終わったよ」「もう何がなんだかわからなかった」「順調にとれたよ」「安心して終わった」「スタッフの人からも上出来だったってほめられた」「うれしかったよ」