おいしかったすごく贅沢をさせてもらったような気がする。モデルって結構おいしいかも知れない。しばらく喫茶店のバイトは飛び飛びで入ることになっていた。
家についてからも真美は緊張し続けてなんだか違う世界にいるみたいだった。
早速友達の映子に電話をした「映子行ってきたよ、モデルクラブ」「どうだった」「今日は初顔合わせだったんだけどものすごく緊張した」「うまくできそう?」「なんとかうまくできると思うんだけどどうかな?」「明日はいよいよ撮影だよ」「ものすごい緊張だよね・・・始めての社会人だよ」「そうだね、一足先だね」「撮影がんばってね明日」「うんありがとう」電話を切った、これからゆっくりお風呂に入って明日のことでも考えようと思った。バスの中ではアロマをたらしていた、今日の足のマッサージをするためなんだけど。これから体に十分張りとか栄養与えないと資本だものね。
バスタイムは1時間って決めよう、あまり入りすぎてもなんだものね。
本を持ち込んでいた、お気に入りのサガンである、ピチャッポチャッ水滴の音がマンションの部屋に響き渡る。気持ちいい、なんだかすごく緊張したから余計気持ちがいいんだよね。体が疲れていたから余計バスタイムが気持ちいいんだ・・・・・・
結局一時間ゆっくり入っていた、ナガブロ・・・・でもモデルになるんだからこれくらいは半身浴とかもしないと駄目だしね。でも今日の懐石の料亭かっこよかったな、あんなとこ自分じゃ入れないものね。おいしかったしなんだか一足先に映子より大人になった気分だった。明日から本格的に仕事が始まるんだ、今日は肌の手入れして早く寝ようと思った。