カウンセラーか、そうだねカウンセラーだよね。大人のバーのマスター兼カウンセラーなんだよね。彼に会わないと精神的に不安定になるくらいだった。
いつも真美はバーに行くとレッドアイを頼む、これは定番だった。マスターもマスターで真美がレッドアイを頼むのを覚えててくれていた。
指定席でレッドアイを飲む真美、いつもの光景だった。もう常連も常連いつもバーのマスターの前で飲んでる女の子の定着がしつつあった。だんだんお客さんとも顔なじみになった。「あ、真美ちゃん来てるんだ今日も」「うん、学校早く引けたから遊びに来た」(もうのみに来るという感覚ではなくて遊びに来るという感覚だった)
すわり心地のいい、ウッドスタイルの椅子も真美のお気に入りだった。オークでできていて重厚でなおかつアンテイークな椅子。指定席・・・・・・・・・・・・
マスターの前の椅子。真美はなんだかここで特別扱いしてもらってるみたいでうれしかった。夜遅くともなるとジャズがじゃんじゃん遠慮なく流れるこの店では。この近くではジャズが聴ける店と定評があった。それよりなによりマスターのジャズの薀蓄が人気があって良くそれ目当てで聞きに来る人がいた。
年の割には古い曲もマスターは詳しかった、真美はどんどん自分がジャズに浸るようになっていくのがわかった。
でも考えたらここ2~3日行ってないモデルクラブだとかいろいろ忙しかったから顔だしてないや。また映子に連絡していこうと思った。
マンションではヒーターをもう出していたそうしないと寒かったのだ。
靴下ようのスリッパを履いてから暖かくしてまた本を読みながらジャズを聴いていた。
ハーブテイも最近のむようになった、お気に入りなのはローズヒップだ。ローズヒップは血行を良くするだけでなく体を温めホルモンのバランスを整えてくれる。
モデルになるんだから一応努力しないとね、夜眠る前にストレッチもするようになった。タオルを使ってやる運動なんだけどこれが結構汗がでるんだよね。
テニスとかダンスとかやってるわりには体がなまっていて、これを根気良くやると筋肉痛になる。