モデルかあ・・・私にもできるのかなあ・・・まだしっかりしない意識の中でぼんやり考えていた。「気持ちが決まったらここに電話して頂戴」そういって彼女は店を出て行った。名刺には(モデル事務所、雅)とされていた。モデルかあ・・・・・・・・・真美は自分がモデルになることなんて考えてもいなかった。
確かにバレエに向いている体系だとは言われたけど・・・・・・・モデルなんてそんなことできるわけが無いな自分には。そう思った・・・・・・・・・・
もともと個性的な女性ではあったけど、自分がモデル、芸能界みたいなところで働くとは思っても見なかった。映子に早速相談してみた・・・・できるかな私にも・・・・
「できるんじゃない?」「チャンスじゃない?」これは?
「やってみればいいじゃない」「やってみて駄目だったらやめればいいよ」
「そうかなあ・・・・一度マスターに相談してみていいかな?」後親にも相談しないと駄目だし、栃木の真美の親がとても厳しかったのでそういう少しすれてるような世界には娘をやるのは駄目だというような気もしていた。
家に帰ってから家に電話してみた(トウルルル)「もしもし、真美ですけど」「真美ちゃん?」「どうしたの?」「何かあった?」「うん、モデル事務所から話が来てモデルやろうと思って」「どうかなあ?」(案の定母親は反対した)「そんな芸能界みたいなところでお前が生きれる分けないでしょ?」「でもやってみたい」「お父さんお父さん、真美が芸能界入るっていいだした」「芸能界じゃないよ」「モデルだよ」「どちらにしてもそんな派手な世界にお前が入るなんて」「バイトだよバイト」「ねえ就職がキチンと決まるまでならいいでしょ?」「お願いだから」「お父さんお父さん、どうしたものかねえ」(父親が電話口に出た)「じゃあやってみなさい」「でもそんな世界は厳しいぞ、生半可じゃできないぞそれでもいいのか?」「できるかどうかわからないけどやってみる」結局モデルのバイトをやることに決めた。
ただまだバーに行ってマスターの話しを聞いてみたいと思った。
映子に電話して相談してみた、「バーに行きたいんだけどつれてってくれる?」
「いいけど、モデルお父さんが賛成してくれたんならやってみればいいのに」「うんでも一度マスターに相談してみる」「そうか、うんじゃあ今晩行ってみよう」「うんありがとう」