そして2月11日の深夜、わたしはセクキャバ嬢を卒業した。
一度寮に戻ってその日の夕方、わたしは真斗の家に向かった。
でも、部屋に入る気はなかった。
ずっと会ってないし、部屋で待ってるなんてあまりにあつかましいから・・・。
外で待った。
風の強い日だった。
不安な気持ちを更に広げた。
玄関のところにいたら女の子が1人、真斗の部屋に近づいてきた。
そしてわたしの顔を怪訝そうにそうにじろじろと見て口を動かした。
「あの・・・塚本真斗待ってます?」
その顔はすごく迷惑そうだった。
何?この夜の女っぽい奴。
そう思ってる心の声が聞こえてきた気がした。
そして・・この子は彼女なんだろうなって直感で感じた。
でもここで嘘つくわけにもいかないし、引きたくもなかった。
ここまで来て・・会わずに帰るなんて出来ない。
わたしが頑張れたのは真斗の存在があったからだったから。
一目だけでもいいから見たかったから。
「ええ、そうです。」
そう言うとその子は部屋の鍵を開け、わたしに入るように言ってくれた。
その顔は気が進まないが・・・という感じだった。
一度寮に戻ってその日の夕方、わたしは真斗の家に向かった。
でも、部屋に入る気はなかった。
ずっと会ってないし、部屋で待ってるなんてあまりにあつかましいから・・・。
外で待った。
風の強い日だった。
不安な気持ちを更に広げた。
玄関のところにいたら女の子が1人、真斗の部屋に近づいてきた。
そしてわたしの顔を怪訝そうにそうにじろじろと見て口を動かした。
「あの・・・塚本真斗待ってます?」
その顔はすごく迷惑そうだった。
何?この夜の女っぽい奴。
そう思ってる心の声が聞こえてきた気がした。
そして・・この子は彼女なんだろうなって直感で感じた。
でもここで嘘つくわけにもいかないし、引きたくもなかった。
ここまで来て・・会わずに帰るなんて出来ない。
わたしが頑張れたのは真斗の存在があったからだったから。
一目だけでもいいから見たかったから。
「ええ、そうです。」
そう言うとその子は部屋の鍵を開け、わたしに入るように言ってくれた。
その顔は気が進まないが・・・という感じだった。