それからはまたすれ違いの日々だった。

木曜日、休みの悠嘉は久しぶりに前の店の友達、ツバサちゃんと出かけるとか言って出かけていたし。

というかツバサちゃんとは仲良かったらしく、よく出かけたりしていた。


俺は寂しくビールを飲んでいたが、これは前は普通だったんだと思うと今の生活は贅沢なのかもしれないと思った。

好きな子がそばにいるだけでいいだろうって。

寂しいと思う権利は俺にはない気がする。


でもこの日、1時過ぎまで悠嘉の帰りを待っていたが帰ってこなかった。







そして金曜日の朝、いつも書いてあるノートにはたった4文字書かれていた。




そして・・・悠嘉の荷物はなくなっていた。


書かれていた文字、それは”ごめんね。”だった。