「なぁ、いつから悠嘉は俺のこと好きだったわけ??」

酔った勢いでずっと気になっていたことを口に出した。

悠嘉はちょっと笑って恥ずかしそうに俺を見て口を開いた。


「わかんない・・・。お店に来てくれてた時から真斗は特別だったんだけどいつから好きだなんて・・・逆に真斗は~??」

恥ずかしそうに笑いながら言う悠嘉は俺の横で落ち着きなく喋っていた。


「特別がまじで知りたい!!何で特別??」


「だって・・・真斗かっこいいじゃん・・。みんなわたし指名するの羨ましいって言ってたんだよ??」


信じられない。

俺をかっこいい部類と悠嘉が思っていたこともお店で羨ましいだなんて言われていたことも。

お世辞??

ただ、いいこと言ってあげたいだけかもしれない。

だけど嬉しくないはずがない。


「嘘つけって。」

そう言うと悠嘉はムキになったように


「かっこよくないならわたしは好きにならないもんっ。てか真斗は~??いつからいつから~??」


話を逸らすように悠嘉は俺に話させようとしていた。

しょうがない、言うしかないな。


「俺は・・・一目惚れだったよ。」


恥ずかしくって言った後に唇を少し噛んだ。


「一目惚れ~??わたしに??」


「うん、悠嘉が俺の横に来た瞬間好きになってた。初めてだった。一目惚れ。」


目をキラキラと輝かせた悠嘉を直視できず、恥ずかしさを隠し切れず上を向きながら応えていた。