家に戻るとお皿に鶏肉を焼いたものが置いてあった。

悠嘉が作って行ってくれたらしい。


それをレンジで温めて食べるとガーリックがほのかに効いた味ですごく美味しかった。

家事を頑張るって言ったのはあながち嘘じゃないっぽいな。


そして風呂に入り、いつものようにビールを2本ほど飲んで布団に入った。


悠嘉を本当は待っていてあげたいんだけど帰りは3時とかのため明日6時半起きの俺には相当キツい。

営業ってのは体力勝負の仕事でもあるし。



そしていつものように横に悠嘉が入ってきたのも気付かず朝を迎えた。






悠嘉が仕事が休みの日か俺の休みの日までは毎日この繰り返し。

悠嘉も俺を起こさないように布団に入るし、俺も悠嘉を起こさないように仕事に出て行く。

俺らが会えるのは休日の昼間と悠嘉が仕事が休みの日だけなんだ。



でも一緒にいるって事実だけで頑張れている。

そして幸せだ。

どうかこのまま・・・。