「わかった。ごめん、わたし困らせちゃったね。こんなこと言うキャラじゃないんだけどな。死ぬなんてもう言わないから。年上なんだからしっかりする。その子は幸せにしてあげてね?まことくんも幸せになってよ??じゃなきゃ・・わたし許さないから。」


今度は無理して笑顔を作ってくれた。

申し訳ない、そして最後に抱きしめてあげたい。

でも、そうするとえみちゃんはまた辛くなるだろう。


「約束する。本当にごめんな。」


そう言ってその場を去り、そのままえみちゃんの部屋を後にした。


そしてアパートを出てまた振り返り、えみちゃんに心の中でゴメンと呟いた。

絶対に・・悠嘉を幸せにするから。

約束するから。


また心の中で呟いた。



これで俺たちの未来は明るく広がったんだと思った。