―――――― あの夜の満月を覚えてる? その陰りのない光りを 貴方とアタシに重ねて見てたの。 目に見えるものこそ全てで 不透明な部分など 何一つないと思ってた。 あの時言ったことに嘘はなかったよ。 例え貴方が殺人犯でも アタシは本当に 貴方を変わらず 好きで居られたと思う。 だけど貴方の罪は アタシにとって それよりもずっと 許せなかったの