「そういう意味で言ったんじゃないだろ…?」
『そう?いいよ別に。間違ってはないんだから。』
「いや、間違ってるよ。そんな風に思ったことはない。」
『あぁ、慰めてくれるの?優しい人ね。
だけどね、もう元には戻らない。』
こんな感じ、
と冷たく付け加えて、
ユキは俺の足下で粉々に砕け散るカップの破片を指差した。
あぁ……
だめだ………
今更遅い。
確かに、ユキが過去にしてきた事を
もし、知らずに居れば
あんな事は言わなかったかもしれない…。
ユキにも、それを見抜かれている……。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…