女の子は思いました。


この幸せを
大事に大事にしようと。


その頃、女の子は
みんなに内緒で
カラダを売っていました。


お金のためでした。


最初は、嘘をつくたびに罪悪感でいっぱいだった女の子でしたが、


嘘を重ねた分だけ
そんな罪悪感も薄れていきました。


ある日、女の子の恋人の友達が言いました。


「俺知ってるよ。見たんだ。」



バレた…。


女の子は思いました。


恋人も、親友も
いなくなってしまうんじゃないか…と。


女の子は、それが怖くて仕方ありませんでした。



だからお願いしました。


『誰にも言わないで。』