………どうかしてる。 本当に これはもう病的かもしれない。 俺は日を追うごとに ユキにマヤをシンクロさせる時間が増えて行った。 マヤを想うたびに ユキの声が聞きたくなる。 マヤに逢いたいと 願うたびに ユキをこの部屋へ招き入れる。 マヤの体温を思い出すたびに ユキに触れたくなる。 ユキを愛しいと思う自分が居るのは マヤへの愛しさからだと 分かってる。 分かってはいるのに 俺はこの惰性から 抜け出せずに居る。