家に着き部屋に入ると妙な違和感を感じる。


「……なんか違うな」


よく見ると、何となく部屋が片付いている気がする。

テーブルの上に散乱していたはずのアクセサリーが、小さな箱にまとめられている。


ベッドの上に適当に置いてあった雑誌は綺麗に重ねられていた。


「あいつ、余計なことしやがって」


俺はフッと笑うとベッドに横になった。