「じゃあ入って。」


担任がそう言った時
教室のドアが開いた


ブサイクではない。
髪は短く、さっぱり
した顔だ。


「佐藤海斗です!
大阪から来ました!
仲よーして下さい!!」


大阪からきたからか
やけにテンションが
高い。


「席は…池田の隣が
あいてるな。佐藤!
お前の席はあそこだ」


………最悪。


「ほ~い☆」


海斗は席に着いた。


「ヨロシクな★」


「……よろしく。」



私はまだこんな奴に
恋をするなんて
思っても見なかった。