「はぁはぁ・・・」 俺は適当にジュースを買って帰る。 ・・・綺麗な声。 公園へ戻ると、ベンチで誰か歌っていた。 ―――藍澤さんだ。 風に髪をなびかせて。 自然と目がいってしまう。 キュンッ ・・・? 何今の音。 俺、惚れちゃった? 胸のあたりが苦しくなる。 って俺は乙女か!!! おかしくなった自分に喝を入れる。 俺が・・・ この俺が・・・恋!?