『私まだ荷物の整理終わってないよ?』


『もうすぐ終わるじゃん。』


…確かにあと段ボール1個だけだけどさぁ。


『悠翔は妹の下着みたいんだ??』


少しからかうように言ってみた。

すると、


『ちっちげぇよっ!!目瞑っとくから早くタンスに入れちゃえ!』


そう言って強く目を閉じその上から手で目をかくした。


『自分の部屋で待ってればいいのに…。』


聞こえるか聞こえないかわからないほど小さな声で言ったのに


『心愛の部屋来たかったの!』


なぁんて20歳の大学生とは思えないほど可愛いこと言うもんだからついつい笑ってしまった。