冬休み明けの三学期の始業式。 中学生最後の冬休みは、受験で終わる。 悪くなかった。 遊ぶ友達とは、遥か昔に離れたし。 彼氏もいない。 冷え切った家族の両親は別々に愛人がいて。 世間体を気にして、気づかないふりをする。 私は何も進歩しない。 進歩すればする程、深みにハマる。 そして、悪循環する。 進むのは、時間と私の成績だけ。