時々、茨は学校を休んだ。 休んだのかサボったのかは分からないけど、無断欠席らしい。 「茨って休んでる日は、何やってるんだろ?」 詮索する訳ではないけれど、疑問に思った。 亜利哀は肩をすくめて、さぁ?と言っていたけれど、何か知っている様子だった。 でも、話すつもりがないんなら、話してくれなくて良い。 「…亜利哀は、茨と仲良いね。」 「雨水もでしょう?」 いつもの公園で、ブランコに座っていた。