「奏多……」


「例え好きじゃなくても……梢を受け入れようと決めたんだ」


「…………」


「だけど、今は梢と結婚して良かったって……心の底から思うよ」


奏多はそう言って、私をギュッと抱き締めた。




「奏多……」


「今、梢といられるだけで俺は幸せだから」




奏多はそう言って、私のおでこにキスを落とした