その夜私は、震える指で先輩にメールを送ったのである。
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こんばんは!
先輩、今大丈夫ですか?
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先輩にメールするのはいつになっても慣れない。
心臓はいつもバクバクだし、
返事を待つ時間も何だか幸せになってくる。
自分乙女すぎて、苦笑い。
すると、先輩からのメールをお知らせする着信音。
飛んではねて携帯を開くと、
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なに。
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と相変わらず素っ気無いメール。
…というのも、もう慣れたし、
先輩はこういう人だとわかってるから
私は大丈夫なんだけどね。
めげない!
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先輩、今日のあのきれいな人
彼女さんですか?
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失礼かな、とも思ったけど
送信すると、数分後には返事が来た。
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違ェよ
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……!
もうそれだけで私は嬉しくて、
どうしようもなくなっちゃって、
携帯を抱きしめながら眠りについてしまうのであった。